私が出会った2人の優しい釣り人
どうも、フラ魂管理人です。
なんか小説のタイトルみたいになってしまいましたが、今回はタイトル通り釣りを通して出会った5人の優しい人について書いていきます。
金髪のお兄さん(おそらく30代)
何年か前の春頃、私は青物を狙いに午前4時頃から釣り場で場所取りをしていました。
先駆者のクーラーボックスがあったので、来たら挨拶をしておこうと思いながら、一通りタックルを準備し、スマホをポチポチして待っていると、私が座っている波止の入り口からライトが一つフラフラと近寄ってきます。
今日はこの釣り場に来ているの一人だけなのかな?と思いそのライトが近くに来たのを確認して「おはようございます。青物狙いですか?」と挨拶しました。
お兄さんは「おはようございます。そうなんですよ~」と返してくれました。
邪魔をしないのでこの釣りを一緒に使わせてもらっていいかと聞くとこれも快諾。
その後、仕事の話とか最近の釣果はどうかとか釣り人のテンプレの様な事を話しながらお互いに一服し、お兄さんが「ちょっと飲み物買ってくるから釣り具見ておいてくれる?」と言ったので私は「分かりました」とまたスマホをポチポチして待っていました。
数分経って、「んっ」と後ろから声を掛けられたので振り向くと、お兄さんが缶コーヒーを差し出していました。
私は先輩や友達から奢られたことはあっても、その日出会ったばかりの他人からなにかを奢られたのは生まれて初めてだったので、一瞬間が空いてから受け取り、お礼を言って、一応いくらかと聞いたのですが、お兄さんは「いいよいいよ!」と言い、会話を釣りの話へ戻しました。
その後、朝マヅメサゴシがピョンピョン跳ねてフィーバーするも二人とも撃沈。
昼から船に乗る予定があると帰り支度をしているお兄さんに、「缶コーヒー代には全然足りませんけど...」なんて言いながらカバンに入っていたアメやらチョコやらをまとめて渡すと、お兄さんは笑顔で受け取ってくれました。
今考えると見知らぬ他人からいつ買ったかも分からないアメ渡されてもちょっと気持ち悪いですよね。笑
金髪ツーブロック刈り上げ入れ墨ピアスのおじさん
これは去年の春頃の話です。
その日は昼頃から青物でもいないかなぁと思い、誰もいない堤防で釣りをしていると向こうから人がやってくるのが見えました。
釣り人であれば挨拶をしておこうと待ち構えていると、タイトルにもある通りとんでもなく怖そうな人が近づいてきます。
内心ビビり倒しながら「こういう人こそ挨拶をしておかなければ...!」と思い、いざ挨拶をしようとするとおじさんの方に先を越されました。
話してみると普通の陽気なおじさん、といった感じですが、仕事の話を振ってみると全て濁されます。
ちょっと仲良くなり二人で話をしながら2時間ほど釣りをした後、坊主な私が帰り支度をしているとこのおじさんもお兄さんと同じくなにかの縁だと言って、1キロ以上はあるアオリイカを2杯くれました。
ありがたく受け取って帰路につきましたが、あの日は平日の昼間でおじさんのあの恰好...
仲良くはなりましたがやっぱりちょっと怖い。笑
釣りを通してこのお二方以外にもたくさんの優しい人に出会いましたが、今回はその中でも印象に残った優しい2人について書きました。
結局、私はなにか貰えれば優しい人だと思っちゃう単純な奴なのかもしれませんが、お兄さんは初めての体験でおじさんはギャップも込みの印象で記憶に残っているんだと思います。
見知らぬ他人にモノをあげるって普通に考えたら中々ありませんが、釣りをやっているとよく遭遇するので、釣り人ってやっぱり面倒見良かったり打算抜きで何かをできる良い人が多いのかな?