ヒラメやマゴチのフッキングが上手くいかない時に見直す7つのポイント
アタリがあってもフッキングが決まらない。スカ振りを何度も何度も繰り返し、気付けば何ヶ月もマトモな魚が釣れていない。
こんなことってありませんか?
私も何年かに一度、このスランプに陥って頭がおかしくなりそうな時があります。
今回は、そんな時に私が試すフッキング改善方法を7個に絞ってご紹介します。
ヒラメやマゴチのフッキングが上手くいかない時に見直す7つのポイント
目次
- 肩幅の広さに足を開いて、しっかりと地面を掴む。
- 脱力して体に力を入れ過ぎない。
- ラインが緩みやすいアクションを入れる場合はテンションに気を付ける。
- フッキングする際ロッドはラインに対して45度をキープ。
- 横にフッキングする際はロッドを海面と並行に近く構える。
- 巻き終わった後のハンドルの位置は向こう側
- フックの刺さりを見直す
肩幅の広さに足を開いて、しっかりと地面を掴む。
※ヒラメやマゴチは口が硬いので、ロッドを腕だけで持ち上げたり引いたりするよりも腰を使ってガッと合わせた方がフッキングが決まりやすいです。
足場が悪いフィールドでは仕方ないですが、サーフや漁港であればしっかりとスタンスを取って合わせましょう。
脱力して体に力を入れ過ぎない。
※武道の話みたいですが、ルアーでのフラットフィッシュのバイトは一瞬のことなので、少し遅れただけでも上手く決まりません。
人間の筋肉の構造上、力を入れた状態から動くのと力を抜いた状態から動くのとでは、発揮される速さも強さも違います。(元メジャーリーガーのイチロー選手もスプリントの際は、一瞬力を抜いて腰を落としてから走り出すと解説していました)
『合わせるぞ!』とロッドを持つ手に力を込めるより、箸を持つように無駄な力を抜いて構えておいた方がいい結果に繋がります。
ラインが緩みやすいアクションを入れる場合はテンションに気を付ける。
※基本中の基本ですが、スランプ中は迷走して、合わせやすいようにちょっとラインを緩めてみたりと、他の釣りのフッキング方法などをやってしまいがちです。
時には100m以上ルアーを飛ばすフラットフィッシュゲームでは、どれだけラインを張っている様に見えても海中で弛みは出ています。
ロッドのしなりもありますし、しっかりラインを張ってバイトを待ち構えておきましょう。
フッキングする際ロッドはラインに対して45度をキープ。
※角度がキツくなればなる程感度は上がりますが、フッキングする際にバットで魚の重みを感じにくくなります。
あまりにも角度を付けすぎるとロッドの破損やライントラブルにも繋がりますし、感度とフッキングを両立できる45度が私的には一番いいかな...?
横にフッキングする際はロッドを海面と並行に近く構える。
※これはロッドを横に寝かせて巻いている方向けです。
平行は言い過ぎかもしれませんが、ロッドを下げ過ぎても上げ過ぎても、リーリング自体に違和感が出ますし、フッキングが上手くいきません。
ラインとの角度は上の通り45度をキープして、ロッドの構えは平行よりも気持ち上程度に構えておくと、楽で気持ちいいフッキングができます。
巻き終わった後のハンドルの位置は向こう側
ストップ&ゴーで誘う場合、ハンドルを巻く手を止めてフォール中にバイトを待ちますよね。この時、ハンドルが自分の股の方を向いていませんか?
大体の方がハンドルに手を添えたままフッキングをしますが、ロッドだけではなくハンドルにも力が入ってしまって、ロッドには上方向、ハンドルには下方向の力が加わってしまいます。
ハンドルが自分の方を向いていると、ほとんど動かず軸に強い負荷がかかってしまうだけになりますが、ハンドルが動くスペースがあればハイギアのリールで20cm程度巻き取りながらのフッキングが自動的に行えますよね。
フッキングの面ではこの20cmが意外と馬鹿にできませんし、リールの不調も起きにくくなります。
フックの刺さりを見直す
魚と直接接するのはフックだけです。
強度ももちろん大事ですが、どれだけ強度があっても刺さりの悪い鈍らでは話になりません。
釣行毎に付け替えろ、とまでは言いませんが、軽く指を当てて薄皮一枚破れないようであればフックシャープナーでしっかり研いでおきたいですね。
【原付&自転車釣行】 魚の持ち帰り方
どうも、ほぼ愛車のカブでしか釣りに行かないフラ魂管理人です。
今回はタイトル通り、原付や自転車釣行での魚の持ち帰り方について自分なりのやり方を書いていきます。
魚の持ち帰り方
これで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私もそうでした、アジやキスであればちょっとした袋に入れれば持ち帰れますが、青物やシーバス、フラットフィッシュとなると、そうはいきませんよね。笑
何年もカブで釣りに行っている私がたどり着いたのは、完全防水のバッグです。
冬場はこれにポリ袋を数枚詰め込んでおいて、釣れたらストリンガーでキープして釣りを続けるか、すぐに帰るのであれば締めてポリ袋に入れたうえでバッグに入れて持ち帰ります。
痛むのが早い夏場や青物の場合は、ポリ袋に氷を入れて小さめの発泡スチロール製の安いクーラーに詰め込み、それをバッグに入れて釣りに行きます。
こうすることで保冷が効かないバッグでも氷を溶かさず置いておくことができますし、持ち帰るときはクーラーからポリ袋ごと取り出してそれに魚を入れて持ち帰ることができます。
魚を持ち帰る場合は、遠くても片道20分程度の場所にしか行きませんが、このやり方でも夏以外は全く問題ありません。
もちろん、真空構造の大きなクーラーがあれば、それに越したことはないと思いますが、ちょっと買うのを躊躇ってしまいますよね。
それに、自転車や原付では持ち運ぶこと自体難しいし、買うこと以上にコストがかかります。
このやり方であれば、かかるコストは...
防水バッグ40L程度 約¥3000 (ネットでもいいですが、釣具屋さんで安売りしていることもあります)
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発泡スチロール製クーラー 約¥300 (百均にあります)
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ポリ袋40L以上 約¥500 (ネットでもスーパーでも、おうちにあるゴミ袋で構いません)
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低コストで学生さんにも手が届きやすいのでないでしょうか?
更にコンパクトにするのであれば、
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こういう保冷袋に氷を詰めたポリ袋を入れましょう。
夏場でも3時間程度ならギリギリ持ちます。笑
魚の持ち帰り方って車なら簡単で悩みもしませんが、原付や自転車だと悩みますよね。
今回は一例として私のやり方をご紹介しましたが、丸一日釣りをしたり、日をまたいで釣りをする場合は、しっかりとしたクーラーと背負えるキャリーを買った方が確実なので、あくまで参考程度にお願いします。
ルアーカラーに意味はあるのか
上の写真、祖父の家にある池で撮影したものですが、一匹だけオレンジと白の鯉が混じっていますよね。
これは近くの店で買ってきた鯉の生き残りで、他の鯉はこの池が増水で沈んだときに勝手に入って来た魚です。
最初は10匹以上いたそうなんですが、残ったのはたったの一匹。
鳥やこの池の主(50up鯉)に食われました。
他の地味な色のスタンダードな鯉は、見ての通りうじゃうじゃいるんですけどね。笑
お祭りで掬った金魚なんかを川に逃がしてしまう子供も多いそうですが、これも野生で生きていくことはできないそうです。
金魚はオレンジ、上の鯉はレッドヘッドっぽいカラーですが、暖色系とか膨張色は鳥や魚から見ても目立ちやすいんでしょうね。
逆にこういうカラーは狙われやすいが、よっぽど上手く泳いでいないと違和感を与えて見切られやすいのも分かります。
そう考えると、ナチュラル系の地味なカラーと赤やオレンジ暖色系のカラーを使い分けるのにもやっぱり意味がありそう...
アカキンカラーの生きたイワシをなんとか作ってくれたら、泳がせでとんでもない釣果を叩き出しそうですが、それが逃げて海のイワシと交わることを考えたら、作り出せても世には出せないんでしょうね...
【初心者向け】漁港でのヒラメやマゴチの釣り方講座
フラットフィッシュ!
上がヒラメ 下がマゴチ
この2匹が、フラットフィッシュゲームの主なターゲットです。
「釣りはやったことあるよ!ルアーは触ったこともないけど...」という方、おぉ...と思いませんでしたか?
60cmあるかないか程度のフラットフィッシュは、アングラーにとってはそこそこ良型という認識ですが、私は初めて釣った時ちょっと怖かったです。
だって、生きてる魚の生命感って凄いんですよ。
写真では伝わりくいですが、これぐらいのサイズを初めて釣ると、糸が切れないか竿が折れないかって不安と興奮で心臓がバクバクしますし、釣りあげても堤防や砂浜でビッタンビッタン暴れまくりです。
私が初めて釣った大型魚はマゴチでしたが、手に持った時の力強さへの恐怖と生命感への感動、やってやったぞ!っていう充実感や満足感なんかが入り混じってちょっと泣きそうになってました。大袈裟
思い返せばそれを機に、釣りへとのめり込んでいったんだと思います。
どこまでも続く海に胸を借りて、心から楽しいと思えることに寝食を忘れて没頭する。
そんな経験がこれまでに一度もなかったので、それ以来、私の中で釣りという趣味は家族と同じくらい大きく大切なものになっています。
そんな私が、心から大好きなフラットフィッシュゲームを🔰初心者向けに、この記事では解説していきます。
続きを読む【フックインプレ】DUO 純正トレブルフック
どうも、フラ魂管理人です。
釣りにおいて最も重要と言っても過言ではない釣り針。
今回は、フラットフィッシュはもちろんライトショアジギングにも使えるトレブルフックをご紹介します。
フラットフィッシュで特に人気なメーカー。DUOから発売されているDUO純正トレブルフック。
今回は、このトレブルフックの6号と4号を、私的な感想と体験を交えてのインプレです。
フックの強度
釣りの対象がフラットフィッシュのみであるならば、申し分ないです。
かなり太軸なフックなので、座布団サイズのヒラメともゴリゴリのファイトをしない限りは、折れることも曲がることもないでしょう。
ただ、青物となると話が変わってきます。
3キロ程度のハマチサイズであれば、ドラグをキツメにしておいても問題なく取れるますが、これが5キロオーバーとかになってくるとガッツリ三本でフッキングしないと中々厳しい。
あくまで、フラットフィッシュや中型青物程度に対応しているフックだと思っておいた方がいいです。
でも、根掛かりしたときにフックが曲がって帰ってくることが多いので、フラットフィッシュをやる分にはこれが地味に嬉しい。
フックの刺さり
刺さりを説明するって難しいですね。笑
口が硬いヒラメやマダイにもバッチリフッキングは決まっていますし、悪くはないと思います。
ただ、オーナーのSTX-45ZNをメインで使っていた身としては、これではどうやっても勝てないと思います。
フックの防錆性
海水用のトレブルフックとしてはトップ10には入ると思います。
ですが、トップ10に入ると言っても当然錆びます。
よく分からないメーカーのフックって海水用と見出しが付けられていても、釣行終わり数時間で錆が浮いてくるなんてザラにありますからね。
DUOのトレブルフックは比較的錆びにくい、という話です。
釣りに行って帰ってきたら錆びていた。なんて程ではありませんが、釣りに行って帰ってきて塩を抜かずに数日放置しておくと錆が目立ちます。
放置してもほとんど錆びが目立たないフックを作っているのって『オーナー』とか『がまかつ』とか、釣り針に対して積み上げてきた実績もノウハウも段違いなバケモノメーカーばかりなので仕方ないですね。
帰ってきたらルアーごと湯に浸けて洗う。これを徹底すれば全く問題ありません。
フックの値段
安い!!!!
DUO純正トレブルフックの一番いいところはこれです。
Amazonを参考にすると、6号が17本入りで1000円切ってますよ。
ボトムを取らなければ釣りにならないフラットフィッシュにおいてはこの安さが、なによりの魅力でしょう。
総括
フックの出来は上の下程度だが、フック一本当たりの安さが群を抜いている。
安くてそこそこの出来=コスパ最強。
デュオ ソルトウォーター用 純正トレブルフック
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【ルアーインプレ】浜王 ヘッド&シャッドテール
いいですよ、浜王。
好きです、メジャークラフト。
メジャークラフトといえば日本の釣り具メーカーの中でもロッドとルアーで特に人気がありますが、今回はそのメジャークラフトから発売されている。
フラットフィッシュ専用に開発された浜王を、私的な使い方や評価を含めて紹介します。
浜王ヘッドの特徴
- ラインアイ
あまり言ってはいけないのかもしれませんが、どこかで見た形状のラインアイがあります。
この形状のラインアイは普通の丸いラインアイと比べて自由度が増え、キャストする瞬間は一番前、ルアーが空中に浮いているときは、ラインアイの中でスナップがフリーになるので、変な力が加わりにくくルアーの飛行姿勢が綺麗で飛距離が伸びます。
- ヘッドのフラッシング
ワームでは意外と気にする人が少ないヘッドのカラーとフラッシング。
浜王はブリブリと体を回すローリングアクションなので、ジグの様なフラッシングが起きます。
ヘッド部分があまり動かないようなモノだったら私も気にしませんが、浜王はとてもいいローリングアクションをするので、カラーはともかく光の明滅は気にしたいですね。
私としてはシルバー系の光とゴールド系の反射光を出せるようにしておきたいので、ヘッドのカラーはそれに準じて選びます。
- ワームキーパー
見ての通りかなり太い芯があって上下で固定するのでワームの自由度があまりありません。
その代わり、ワームをワンタッチで付け替えられますし、ワームのマテリアルもあってかかなりズレにくいです。
浜王 シャッドテール
- マテリアル
しっとりモチモチです。
指に吸いつくような質感で、これがワームのズレにくさに繋がっているのかも。
ただ、かなり切れやすいですね。ヒラメなどの歯が鋭い魚からバイトを受けると一発でダメになってしまうこともあります。
- 動き
ワームキーパーで深く固定されるので、全体で見るとグリグリとローリング、ワームだけ見るとテールのみが水を受けてブルブル動きます。
ですが、動きのメインはローリングアクションなのでワームのみが大きくブルブルと動くよりは、テールだけがブルブルと動くこちらの方がまとまっていて綺麗な動きをしている印象。
私的浜王の強みと使い方
飛距離、ローリングアクション、フラッシングです。
飛距離はルアーゲームにおいてどんな場面でも必要な共通する強みですが、ローリングアクションとフラッシングは効く場面があったりなかったりしますよね。
これさえ投げておけば、どんな季節でもどんな状況でも釣れるなんてルアーは存在しないので『強み』と書きましたが、浜王は活性が高い時に真価を発揮するルアーだと思います。
飛距離が出て早く巻いた方が強烈なローリングアクションとフラッシングを起こすので、朝夕のマヅメに手早く探る、釣り場に着いて状況を把握するためにザッと探る、ベイトが騒いでいればその底を早巻きで探ってみる。
私はこんな使い方をしていて、丹念にゆっくり探るのであれば他のワームを使います。
基本的なアクションは、2秒でハンドル3回転の早めストップ&ゴー、リフト&フォールです。
総括
飛距離が出て早巻きで使えるサーチ用ワーム。
活性が高いときによく効くが、スローにじっくと探るにはあまり向いていない。
ワームだけがよく動くスタンダードなルアーでバイトがない場合ローリングアクションで変化を加えられるので使いたい。
メジャークラフト ワーム 浜王ヒラメセット HMO SET
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私が出会った2人の優しい釣り人
どうも、フラ魂管理人です。
なんか小説のタイトルみたいになってしまいましたが、今回はタイトル通り釣りを通して出会った5人の優しい人について書いていきます。
金髪のお兄さん(おそらく30代)
何年か前の春頃、私は青物を狙いに午前4時頃から釣り場で場所取りをしていました。
先駆者のクーラーボックスがあったので、来たら挨拶をしておこうと思いながら、一通りタックルを準備し、スマホをポチポチして待っていると、私が座っている波止の入り口からライトが一つフラフラと近寄ってきます。
今日はこの釣り場に来ているの一人だけなのかな?と思いそのライトが近くに来たのを確認して「おはようございます。青物狙いですか?」と挨拶しました。
お兄さんは「おはようございます。そうなんですよ~」と返してくれました。
邪魔をしないのでこの釣りを一緒に使わせてもらっていいかと聞くとこれも快諾。
その後、仕事の話とか最近の釣果はどうかとか釣り人のテンプレの様な事を話しながらお互いに一服し、お兄さんが「ちょっと飲み物買ってくるから釣り具見ておいてくれる?」と言ったので私は「分かりました」とまたスマホをポチポチして待っていました。
数分経って、「んっ」と後ろから声を掛けられたので振り向くと、お兄さんが缶コーヒーを差し出していました。
私は先輩や友達から奢られたことはあっても、その日出会ったばかりの他人からなにかを奢られたのは生まれて初めてだったので、一瞬間が空いてから受け取り、お礼を言って、一応いくらかと聞いたのですが、お兄さんは「いいよいいよ!」と言い、会話を釣りの話へ戻しました。
その後、朝マヅメサゴシがピョンピョン跳ねてフィーバーするも二人とも撃沈。
昼から船に乗る予定があると帰り支度をしているお兄さんに、「缶コーヒー代には全然足りませんけど...」なんて言いながらカバンに入っていたアメやらチョコやらをまとめて渡すと、お兄さんは笑顔で受け取ってくれました。
今考えると見知らぬ他人からいつ買ったかも分からないアメ渡されてもちょっと気持ち悪いですよね。笑
金髪ツーブロック刈り上げ入れ墨ピアスのおじさん
これは去年の春頃の話です。
その日は昼頃から青物でもいないかなぁと思い、誰もいない堤防で釣りをしていると向こうから人がやってくるのが見えました。
釣り人であれば挨拶をしておこうと待ち構えていると、タイトルにもある通りとんでもなく怖そうな人が近づいてきます。
内心ビビり倒しながら「こういう人こそ挨拶をしておかなければ...!」と思い、いざ挨拶をしようとするとおじさんの方に先を越されました。
話してみると普通の陽気なおじさん、といった感じですが、仕事の話を振ってみると全て濁されます。
ちょっと仲良くなり二人で話をしながら2時間ほど釣りをした後、坊主な私が帰り支度をしているとこのおじさんもお兄さんと同じくなにかの縁だと言って、1キロ以上はあるアオリイカを2杯くれました。
ありがたく受け取って帰路につきましたが、あの日は平日の昼間でおじさんのあの恰好...
仲良くはなりましたがやっぱりちょっと怖い。笑
釣りを通してこのお二方以外にもたくさんの優しい人に出会いましたが、今回はその中でも印象に残った優しい2人について書きました。
結局、私はなにか貰えれば優しい人だと思っちゃう単純な奴なのかもしれませんが、お兄さんは初めての体験でおじさんはギャップも込みの印象で記憶に残っているんだと思います。
見知らぬ他人にモノをあげるって普通に考えたら中々ありませんが、釣りをやっているとよく遭遇するので、釣り人ってやっぱり面倒見良かったり打算抜きで何かをできる良い人が多いのかな?
初マゴチの思い出
どうも、フラ魂管理人です。
今回は私が初めて釣った大物、マゴチの思い出について適当に語ります。
誰でも初めて釣った魚って嬉しいじゃないですか。
いつでもあの時の気持ちを思い出せるよう、記憶のよすがとして残しておこうかな、と。
というところで
まずは、これを見てください
マゴチです。
サイズは60で中々良い型ですが特に珍しくもありませんよね。
だけど、これこそが正真正銘私が初めて釣ったマゴチで、初めて釣った大型魚です。
あの時は本当に嬉しかったなぁ...
そう...
あれは、炎天下の夏の日...急に始まる回想
私は元々餌釣り、投げサビキやキス釣りをちょこちょことやる程度で、今の様に週3で釣り場に通うという事もなければ、ルアーなんてほとんど触ったこともありませんでした。
ある日、幅数メートル程度の小さな河口でキス釣りをやっていると、巻き上げているキスの後ろにデッカイ魚影が見えたんですよ。
水の偏光で大きく見えたのかもしれませんが、初めての経験だったのでそれがもう気になって気になって。笑
帰って即ネットで調べましたよ、そうしたらマゴチの可能性が高いとかなんとかって全知全能の神Google大先生が教えてくれました。
なんでかな、キスを狙っていたハズなのにその大きな魚を釣れなかったのが嫌に頭に残ってモンモンとしてよく眠れませんでした。
翌日、朝起きるとモンモンとしてたのが悔しさに変っていて、次はキスじゃなくてお前を釣ってやる!と謎の闘争心を燃やし、またGoogle大先生に聞いたんです。
🔍 マゴチ 釣る方法 ってね。
そうしたらルアーだ!ジグだ!ワームだ!って、当時の私にはよく分からないものをたくさん勧めてくるんです。
よく分からないまま、言われるがままに数万円を握り、釣具屋に行って初期のソルパラとレブロス3012Hと安いPEとリーダー、あと...ジグパラ数個だったかな?これを買いました。
今はこのタックルは全て手元にはありませんが、初めてのルアー用のタックルとして一生記憶に留まると思います。(特にレブロス3012H)当時のレブロスはHが赤いのがカッコよかった
その時の私はなんだかそれだけで凄い疲れちゃって笑
他の釣り具には見向きもせず家に帰り、ガンガンにエアコンを効かせた部屋でソルパラとかリールを開けて見たんですよ。
今までは10年以上前に買ったダイワのやっすいボロボロのリールと、祖父が使っていた振り出し竿と仕掛け、そんなのばっかりだったので、ピッカピカで軽いロッドとリールにドキドキしちゃいました。笑
「へぇ~、今のリールってこんなに軽いんだ!竿ってこんなにピンピンなんだ!」
なんかデザインもオシャレだしカッコいいしって、そんな感じでソルパラとレブロスをじっと見たり触ったりハンドルを回してみたりで、気付けば夕方。
その日はバケツやらタオルやらを準備し、明日のマゴチとの対決に備え早々に眠りました。
次の日、まだ暗い内から起床。
Google大先生に言われた通りバケツやらハサミやら(ナイフの代用)タオルやら、それに加えて昨日買ったもの一式をリュックサックに詰め、簡素なロッドケースに入ったジグパラを手に持って愛車のチャリンコで防波堤に出陣しました。
防波堤には誰もおらず、スマホのライトを頼りにタックルをセットしてましたね。
空が白んできてはいるものの、まだまだ暗い防波堤に立ち、真っ黒な海へとジグをキャスト!
ビューン!ってすっごい速さでジグが飛んでいき自分でビビりました。
滞空時間は長いし、スプールからずーっとラインが出て行ってるし...
その後は、予習しておいたもののぎこちないリフト&フォールで何時間も粘りましたが釣れず、気付くともうお昼過ぎに。
喉もカラッカラでお腹も空いていたのでそろそろやめようかな、と思いつつもパンパンになっている腕でひたすらリフト&フォール。
ところが、手前40mくらいまで来たところでリフトした瞬間にゴンッ!!
ドラグを押さえて追いアワセは入れたんですが、もうテンパってテンパって...笑
いつのまにか少し離れたところでサビキをやっていたおじいさんが近寄ってきて、「なにがかかった?」って聞いてくるんです。
今なら「マゴチかヒラメじゃないですかねぇ?」なんて答えられますが、その時は「わ、分からないです!」って。笑
私の慌て方を見て初心者だと思ったんでしょうね、おじいさんは「竿をあげろ、倒すな」とか「もうちょっとドラグ締めろ」「ガツガツ巻かなくていい」と的確な指示をしてくれて、ホントに助かりました。今ならうるせぇと思うかも笑
おじいちゃんの指示通りいなしていると、浮いて来た魚はマゴチ!
応援に駆け付けてくれたおじいちゃんその2が軽トラからタモを持ってきてくれて、タモ入れをしてもらいました。
「よぉやったなぁ」「ええサイズや」こんな風に言われながら、綺麗にリアフックを加えているマゴチを持つと、足と手はガクガク震えるしなんか泣きそうになりましたね。笑
その後、血抜きをしようとマゴチを押さえている指をザックリ切られたりするトラブルはあったものの、ホックホクで家に持ち帰って写真を友達に送りみせびらかし、家族にも見せびらかして、YouTubeで捌き方を見ながら刺身にしました。
その日は久しぶりに充実感と疲れで熟睡できました。笑
『 釣り人に悪い人はいない』なんて言葉がありますが、釣りをしている人からしたら『いない』とは言えませんよね。
私もちょっとしたトラブルなら何度かありました。
でも、同じルアーマンとか釣りに慣れているおじいちゃんとか、自発的にタモ入れを手伝ってくれるじゃないですか。
怖そうな人でも挨拶して話をすれば意外と失礼明るくて気さくな方だったり。
やっぱり釣りって年齢層が幅広くていろんな人がいるので、トラブルも起きやすい分、人との繋がりの良さも感じられる趣味だと、この時実感できましたね。